コードバンとは?素材の魅力と特徴を紹介!革のダイヤモンドと言われる理由 | 財布や革製品のお手入れ方法もダヴィンチファーロが解説

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コードバンとは?素材の魅力と特徴を紹介!革のダイヤモンドと言われる理由 | 財布や革製品のお手入れ方法などもダヴィンチファーロが解説

「コードバン」という言葉・語句を検索して、このページをお訪ねくださった皆さんは少なからず「コードバン」に興味を持って頂いているか、コードバン革の製品の購入を検討している方などだと思います。

男性女性に限らず「コードバン製品」はその艶(ツヤ)感などでとても魅力的な革を使用した革製品です。
バッグ鞄だけに限らす財布や小物・ベルトなどを含めて、今回はこの【コードバン】について掘り下げてお話してみたいと思います。

コードバン=オイルコードバン、シェルコードバン、水染めコードバン、顔料染のコードバンなど色々と種類も分かれて表現されています。
それらのコードバンにはたくさんの称賛される通称や形容的表現が冠されます。

それだけ魅力的なコードバンを多くの方々に今一度知って頂き自らの相棒として財布やバッグをお持ち頂ければと思います。
これから順を追って「特徴」や「魅力」「お手入れ方法」「気をつけること」などをご案内します。

コードバン(レザー)の特徴とは?

コードバンの特徴についてのご案内の前に、そもそも「コードバン」とは何かを簡単にご説明します。

一般的に「革」という言葉から想像するので「牛」から採った「牛革」(レザー製品)を思い浮かべる方が多いと思います。
我々の生活環境下では牛革はとても多く利用されています。
その対極的といっても良いと思いますが、「馬の革」には一般人はあまり馴染みが薄いです。

コードバンとは農耕用に育てられた「馬」の特定的な組織層のことです。
そして重要な要件として【馬の臀部(お尻)】から採れる革だけが「コードバン」として名乗ることができるのです。

馬革ならではのその希少性について

コードバンの裁断前の革です

さて、コードバンの特徴ですが、まずはその希少性が第一に挙げられます。

そもそも馬の飼育頭数は牛のそれに比べて少ないです。(約20分の1程度)
その中でコードバンを採るのは「農耕馬」に限られることです。サラブレッドなどの馬にもコードバン層自体はありますが、足先部分や肩付近などにあり面積が一定量を採り難いことと、飼育頭数も少ないので産業化する量が取れないので採算ベースに乗らないことも一因です。

農耕馬自体の飼育数も年々減少傾向にありそれ故必然的に採れる量は限られます。

そして先にも述べましたが、コードバンが採れるのは農耕馬の「馬の臀部」だけに限られます。

なぜ臀部だけにコードバン層ができるのでしょう?それは馬が野生動物だった頃に外的に襲われることから身を守るために次第に出来上がったのではとされています。

なので、サラブレッドなどの馬種はその生活環境から(外的に襲われない)臀部にはコードバン層が少ないのです。
これだけを聞いてもその希少性がお解り頂けるかと思います。

革の中でもコードバンが希少で特徴的な理由

コードバンが他の革(一般的に皮革製品に加工される様々な皮革)に比べて何が特徴的なのかですが、一つには「耐久性」があることです。

一般的にいわれる数値としては牛革の3倍ほども耐久性に優れていることです。

光沢を生む特殊な繊維層

コードバン(層)は他の皮革繊維層に比べてそのコラーゲンの繊維の並びが違います。

一般的な革はそのコラーゲン繊維は絡み合いながら形成されるのに対して、コードバン層のコラーゲン繊維はきれいに縦方向に列をなして並んでいるのです。

そのため【キメが細かい】【綿密な層】を形成しています。二つ目に、通常の革は2層構造で成り立っています。

「床」といわれる皮革繊維層と「銀面」と言われる「表皮」との構造です。
そのために長期間時間がたつと銀面と床の間が分離したような状態になりがちで、「浮き」と呼ばれる銀面が床から浮いた状態になることもあります。

また銀面だけが摩擦などの力か掛かることにより歪むような現象も起こしやすくなります。しかし「コードバン」は単一層構造のため、それらの現象が起きないとされているのです。

そしてその単一層だけで出来ているので、層がむき出し状なので整然と並んだ繊維層により【非常になめらか】な【しっとりとした質感】が生まれ【艶感】の表現を魅せやすいのです。

グレージングという製造工程

光沢感 艶感のあるコードバン製品ダヴィンチファーロ

【艶感】を出す技術には【グレージング】という工法が用いられます。よく「ガラスのような光沢感」などと言葉にするような表現がありますが、
文字通りに革に艶感を出す方法として、ガラスやメノウ、ガラス状のローラーで圧力を掛けて革を押し当て革の繊維を寝かしつける工法により【艶感】を出すのです。

革のダイヤモンドなど、コードバンの魅力を伝える「通称」

希少性、他の革との質の違いから、コードバンにはたくさんの形容詞や通称があります。

「革の宝石」:臀部の革層の下に守られた状態の「コードバン層」を慎重に丁寧に上下から削ぎだす工程が必要なことから、宝石採掘のようだといわれ「革の宝石」と称されています。

「革のダイヤモンド」:その宝石の採掘のように採られたコードバンは非常に「硬質」なことからダイヤモンドの硬さにも例えられ「革のダイヤモンド」とも称賛されます。

「幻の皮革」:実はこのコードバン層はどのように古く昔の人々がそれを発見し加工が始まったかは不明で、
当時から希少な革だった謎の部分が多いので「幻」という冠がつき「幻の皮革:とも呼ばれています。

コードバンの魅力を解説

コードバン裁断革とスタンプ

コードバン(cordovan)の魅力についてですが、その魅力については特徴の項目でもお話させて頂きましたが、なんと言っても「美しい艶感」です。

コードバンの原皮はその採れるコラーゲン層の繊維のならびが他の皮革と違い、整然と横方向に形成されています。このことはキメの細かさに現れます。

その単層の皮革の表面を植物タンニン鞣や顔料染の処理、またはオイルを浸透させるなどの工程を施しガラスやメノウの面に圧力をかけて押し当てる工程により、美しい「艶(ツヤ)」が現れるのです。次の魅力として、「耐久性」が高いことです。

コードバンは銀面(表皮)の内単一層の革ですが、上記のように表面をグレージング(ガラスに押し当てる工程)することにより表面を作り出します。反対に、通常の皮革は「床」(基礎の革層)と「銀面」(表面皮)で構成されているので、この2層が分離したり、表面の銀面だけが歪んだりすることがあります。

この点で、コードバンは1層の組成なので耐久性があるのです。そして繰り返しになりますがやはり希少性が高いので多くの愛好家から注目度も高く、コレクション性も上がる皮革ですので、その部分も魅力のひとつと言えるでしょう。

また愛用者の立場からは、磨き込むというようなお手入れをすることにより、光沢が一層増すという楽しみも加わります。

コードバン製品使用時の注意点

コードバンの注意点について、ポイントを挙げて簡潔にお話します。

「水」(水滴や雨)に注意

コードバンで1番気をつけたいのは他の皮革製品でも同じなのですが、特にコードバンは水に濡れることがダメージを与えます。

そもそもコードバンは単一層の繊維で出来ているので一般の革が持つ銀面を持っていません。ですから、水滴を弾くことが出来ずに繊維層にじわりじわりと浸透していきます。

早く気づいて濡れたと思ったら、直ぐにしっかりと拭き取りましょう。長く放置すると「水シミ」や「水ぶくれ」が起こる場合があります。
コードバン革は表面の繊維層を寝かせることにより、美しいツヤを生み出しますが、その繊維層が水を含むことによって毛羽立つように立ち上がります。

すると「水ぶくれ」のような感じに見えてしまします。お手入れで(可能な限り)復活させるには、水滴水分を完全に乾かし、クリームを塗って再び乾かせます。その後、レザースティック(水牛角や木製など)というお手入れグッズがありますので、そのスティックで表面を軽く擦るように(少し押すようなイメージ)で撫で上げる。

再度、クリームを塗布して乾かす。馬毛ブラシで軽くブラッシング。最後に柔らかクロスで拭き上げるという手順になります。

「傷」が付きやすい

コードバンは傷がつきやすい革です。と言いましても、他の一般的な革も同じように傷つきます。

但し他の革は革の表面が若干でもデコボコ(シボがある)したものが殆どで、傷自体が目立ちにくいのです。
コードバンは特徴であるきめ細かなツヤ感を表面に魅せるため、傷が目立つのです。

でも、普段に使うものなので多少の傷は気にせずにお使いください。
使い込むほどに表面が寝かしつけられて、再び目立ちにくくなると思います。
時間を掛けてそしてクリームなどを塗り込むことをツヤ感が増してきます。
少し傷自体は残りますがツヤ感が勝るので気にならなくなるでしょう。

コードバン(cordovan)のお手入れ方法

コードバンのお手入れ用具

コードバン製品の日頃のお手入れ方法をご案内します。

コードバンのお手入れのアイテムをご紹介

用意する道具アイテムをご紹介

ブラシ「馬毛の革専用ブラシ」

クリーム「革専用のクリーム」(コードバン用も有り)

柔らかなクロス

出来れば「レザースティック」

コードバンのお手入れ手順をご紹介

それでは次にコードバンのお手入れ方法について見ていきましょう。

上述の注意点でも少し触れましたが、お手入れには、クリームや馬毛ブラシ、柔らかなクロスとレザースティックという道具もあればなお良いです。

基本的には、他の皮革と同じお手入れ方法で大丈夫です。
まずは、表面のホコリなどをブラッシングして掃き取る。この時にブラシはあまり強く押し当てないよう優しくお願いします。

獣毛ブラシはたまに他の毛より硬い毛が混じっていることもあります。
きめ細かなコードバンですのでブラシの毛で傷を入れることは避けたいのが理由です。
ブラシ掛けが終われば、栄養クリーム(皮革製品専用)を塗ります。この時にも、クリームは少量ずつ柔らかなクロスに取って優しく表面にぬっていく感じです。
ゴシゴシ塗り込む必要はありません。あくまでも表面を整えるイメージです。クリームの栄養素は時間をかけて内部に浸透していきます。

時間があれば数時間ほど放置してもOKです。クリームが乾いたら、柔らかなクロス(できればクリームを塗ったものと違う布か、同じクロスでも使っていない部分で)で丁寧に、ここも優しく表面の余分なクリームを拭う感覚で拭き上げます。

そして最後にもう一度ブラッシングしましょう。
最後のブラッシングはクロスの毛羽や放置中のホコリを払うことができます。基本作業(お手入れ)は以上ですが、もしお手入れ時に「薄い傷」や「水ぶくれ」などを見つけた場合は「レザースティック」という用具が役立ちます。

硬い表面が滑らかな(角の無い)棒状の用具です。専用の用具ですが価格も材質により数百円から1万円を超えるものもあります。
頻繁に使う用具ではないので用意しなくても大丈夫です。代用としてガラスの瓶の底や金属スプーンの曲面などツルツルした硬いものなら代わりに使えます。

クリームを塗布して乾いた状態の時点でこのスティックや瓶底でコードバンの傷や水ぶくれの表面を押し込むように少しずらしながら擦る。
そしてもう一度クリームを塗布する。その後は上述の流れに戻って、クリームを乾かして、クロスで磨いてブラッシング。という手順です。

コードバンもクリームやオイルを塗るとツヤ感が戻りますが、自然のツヤ感を出すには、革が乾燥して痩せていない場合は自然に使っていくうちに深みを増すようなツヤ感が出てきます。

クリームでツヤ感を保つのも良いですし、自然に任せたツヤの深みを目指すのもまた良いです。

コードバンの革製品のお薦めアイテム

コードバン製品のお薦めアイテム

コードバンの製品では「靴」と「財布」などの製品が1番多く販売されています。
コードバンの革の大きさ(面積)はあまり大きくなく比較的小さめのパーツをたくさん組合せる商品に向いているからです。

 オススメ商品は「財布」や「小物」

コードバン革には靴やベルトなどの数多くの製品が販売されています。

財布がお薦めアイテムとしての理由は、靴のようにシビアな環境で使わなければならない場面が少ないことや財布はほとんどがバッグの中やポケットの中なに収まっているので雨や水滴が付くリスクも軽減されることなど、コードバンにとって優しい商品だからです。

大切に使いたいアイテムなので、まずコードバン製品を初めてご購入をお考えならば、
いつも手にとって眺めて楽しむこともできる「財布」をお薦めします。
ダヴィンチファーロ・ジャパン公式(日本)サイトの長財布や小銭入れなどお薦めアイテムをご案内します。

ダヴィンチファーロでは公式ショッピングサイトにて「コードバン製品」を限定販売しています。
是非ともこの機会に貴方の相棒としてのコードバングッズを見つけてください。

コードバンの経年変化・経年劣化・エイジング

シェルコードバンとのオイルコードバンの違い

コードバンには、その特質によって幾つかの名称で区分けされ呼称されます。
どのコードバンも「コードバン」に変わりはないのですが、主に表面の仕上げ加工の違いです。

主な呼称は「シェルコードバン」「オイルコードバン」「蝋引き(ろうひき)コードバン」「水染めコードバン」「顔料染めコードバン」という名称で区分けされているのが業界での区分けです。それぞれに特徴がありますので違った雰囲気の風合いが楽しめます。

コードバンのエイジング

エイジングについてですが、例えば「ブライドルレザー」のブルームの経年変化があるような極端な変化は感じられません。

しかし皮革である以上は経年による変化自体は少なからずあります。
お手入れをすることにより表面の変化が見て取れます。
また、経年変化の範疇ではないですが、使うに従って表面にはどうしても細かな傷は出来てしまいます。

しかしコードバンは小さな傷ならば、使い込んでいるうちに目立たなくなる場合もあります。
製品工程で行う「グレージング加工」という革の表面をガラス状の球面などを押し当てて革の毛羽立ちを寝かせる工法と、使い込んで手などで触って毛羽立ち(傷)が自然に寝る現象が同じ効果を生むからです。

もちろん、ざっくりと刻んでしまった傷には効果がありませんが。
そして手で触っているうちに色味に深みが出てきます。これも経年変化と言って良いでしょう。
革はコードバンに限らず牛革、山羊革なども使い込むほどに深みを増した色味に変化するのが普通です。
自然なエイジング経年変化を楽しみましょう!

 

デメリットについては、先にも述べましたが、「水」(雨や水滴)に弱いことです。
どのような皮革製品も同様ですが、特にコードバンは単一層の表銀面を持たない繊細な皮革になりますので「水」には充分にお気をつけください。
もし濡れた場合は速やかに乾いた布等でしっかりと拭きてって、涼しい直射日光などが当たらない場所で乾かしてください。

傷にも注意してください。きめ細かな表面をもつコードバンは傷が比較的目立ちやすい傾向がございます。
小さな傷などは使っていくうちに手の指などの圧力で目立ちにくくなりますが、レザースティックという用具を使って表面を押し込むことにより傷で発生した革繊維の毛羽立ちが寝ていきます。

そうすると傷自体も少し回復するでしょう。その際はお手入れ手順のところでお話した手順の作業をしてください。

コードバンとオイルコードバン・シェルコードバンの違い

コードバンとオイルコードバン・シェルコードバンの違い

「オイルコードバン」とはコードバンの革に油分を浸透させて仕上げた革のことで、コードバンという革の種類の一つと思っていただければいいかと思います。

革の表面は他のコードバン革に比べ柔軟性があり折り曲げなどに強いと言われています。
「シェルコードバン」にもオイルで仕上げる工程が含まれます。シェルコードバンという呼称は主に欧州や英語圏で使われる呼称です。

その他にも表面加工の違いにより、「水染めコードバン」「顔料染コードバン」「蝋引きコードバン」などがあります。
それぞれに特徴があり、水染めコードバンはアニリン仕上げによる加工方法をとり、自然な経年変化を楽しめます。

蝋引きコードバンは通常のコードバンの弱点である水に弱い部分を補うため「蜜蝋」で表面を覆うことにより撥水性を高めています。
顔料染コードバンは表面に顔料を載せることにより水分や油分から守る役目を補完します。
色々な発色が可能なのでランドセルなどに好適とされています

結論(コードバンとは・・・まとめ)

    コードバンとは、

  1. 農耕馬の臀部から採れる希少性の高い馬革。
  2. きめ細やかな表面が魅力で、レザー製品愛好家の憧れる皮革。
  3. 希少な革なので「革のダイヤモンド」など特別な呼称で呼ばれることが多い。
  4. 繊細な革なので、傷などが付きやすい反面で、耐久性には優れたもの
  5. 使い込むほどに深い色味への変化が秀逸
  6. コードバンにはお手入れや経年変化など、通常の皮革と大きな違いは無いが高額なアイテムが多いので、優しく扱うのがベスト。

ダヴィンチファーロのコードバン製品のラインナップ

ダヴィンチファーロのコードバン製品

RIGHTON Oak Bark L-zip Long wallet (wide type)

EMILIA Shell Cordovan L-zip Long wallet(wide type)

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EMILIA Shell Cordovan L-zip Bi fold wallet

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EMILIA Shell Cordovan Flap Mini Wallet

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EMILIA Shell Cordovan Fragment Case

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FAQ

Q:コードバンとは何ですか?

農耕馬の臀部から採れる「コードバン層」を加工した革です。

Q:コードバンの種類や特徴は何ですか?

コードバンには「シェルコードバン」「オイルコードバン」など数種類の加工の違いの革があります。特徴はどのコードバンもきめ細かな艶感と耐久性、希少性が高いことです。

Q:コードバンはどのように使用されますか?

財布やベルト、靴などに使用されることが多い革です。コードバンの採れる大きさ(面積)が小さいので、小さめのパーツを組合せるような製品に向いています。

Q:コードバンのお手入れ方法は何ですか?

ブラッシングと保湿や栄養を与えるクリームの塗布が基本です。

Q:コードバンは鞄や靴にも使われていますか?

靴には多く使われています。バッグにも使われますが、使用面積が大きくなるので高額品が多くなります。比較的人気が高いのが「財布」や「革小物」です。

Q:コードバンの財布の価格はどのくらいですか?

コードバンの種類や付加価値の付け方により各社ブランドで違いますが、数万円から十数万円程度が多いでしょう。