コードバンのお手入れについて コードバン革に経年変化はあるの？ | ダヴィンチファーロ公式 コードバンのお手入れ方法を解説
コードバンのお手入れについて長く使うためのコードバンのお手入れ方法を解説
幻の皮革と呼ばれることもある稀少性の高いコードバン。高級品だけにお手入れや取り扱い方はどうしたらいいの？と思っていらっしゃる方も少なくないでしょう。こちらの記事ではコードバンのお手入れ方法を、ダヴィンチファーロスタッフが解説いたします。
革製品のお手入れの必要性
まず、バッグも靴も財布も総じて「革製品」は手入れをしないと乾燥により油分を失いひび割れができてしまい、いくら上質な革であってもその寿命は短命に終わってしまいます。ではどうしたら革製品を長持ちさせられるでしょうか？答えは至ってシンプル、保湿をして清潔に保っておくことです。人のお肌と同じで定期的にお手入れをして良い状態を維持してあげることによって、革の寿命を引き延ばしていきましょう。
誰でもできる効率的なお手入れ
乾燥状態にしてはいけないことは先にも述べましたが、次に気をつけたいのはやはり汚れです。汚れ（ホコリも含む）をほったらかしてしまうと、汚れ自体が取れなくなってしまったりそこからカビが発生して革自体を傷めてしまったりするので注意が必要です。使ったあとの汚れはなるべくその日のうちにブラッシングや拭き取りをして清潔にしておきましょう。手が汚れてしまったら誰でも手を洗うように、革製品も汚れてしまったらキレイにしてあげてください。それが最も効率的なお手入れであると筆者は思います。
価値ある商品だからこそ長く使いたい！コードバンのお手入れ方法ルーティーンを覚えよう
- ブラッシングをする
コードバンは硬めのブラシだと革の表面が傷ついてしまう恐れがあるので、馬毛ブラシなどのやわらかいブラシを使いましょう - レザークリーナーで汚れを拭き取る
やわらかい布にレザークリーナーを少量つけて薄く塗り広げながらクリーニング - 乾かしつつ余分なクリームを拭き上げる
時間を置いて自然乾燥させてもよいです - 革専用のクリームを塗って油分を浸透させる
保湿クリームで革に栄養を与えます。このとき財布の場合はジッパー部分などの金属部分にクリームが付着しないようご注意ください。使用するクリームはコードバン専用のものがおすすめです - クロスや布で乾拭きしてブラッシングして仕上げ
余分なクリームも取り除いて最後にクロスの繊維などをブラッシングで取り除きましょう
コードバンに経年変化はある？コードバンの特徴も少しだけ解説
コードバンの特徴
コードバンについて詳しく知りたいという方はこちら↓コードバンとは？素材の魅力と特徴を紹介！革のダイヤモンドと言われる理由 | 財布や革製品への使用方法もダヴィンチファーロが解説 – Da Vinci FARO(ダ・ヴィンチ・ファーロ) | 公式ウェブサイト (davinci-faro.com)コードバンの経年変化とは
ブライドルレザーやヌメ革のような極端な変化は見受けられませんが、コードバンも使い込んでいくうちに色味により深みが出てきます。お手入れを定期的に続けていればクリームやオイルの浸透で革の風合いも少しずつですが変化を続けるでしょう。購入当初とどう変わったのか見比べたりするのも、革製品好きにはたまらない瞬間ですね！
革にとって水は天敵！押さえておきたい湿気や水分を取り除く便利グッズ
コードバンは乾燥だけでなく「水」にも弱いという特徴があります。通常の皮革製品は複数の層で形成されていますが、コードバンは単一層で形成されていて他の皮革よりも水ぶくれが起きやすいので気をつけましょう。湿気を取り除きたい場合は風通しのよい場所で保管する、または「シリカゲル乾燥剤」を保管場所に置いておくと湿気を取り除いてくれると同時にカビ対策にもなります。「シリカゲル乾燥剤」は100均やホームセンターでも購入できますので、安価で手に入りやすくとっても便利なグッズです。もし革が濡れてしまい水ぶくれになってしまったら、レザースティックというアイテムを使うことで修繕が可能です。水ぶくれで浮いた革の表面をスティックで押し込むように擦って均してあげれば段々と目立たなくなっていきます。その後はクリームで保湿を忘れずにしてあげてください。
もし傷がついてしまったらどうする？ 対処法をお教えします
コードバンの財布やカバンは手で持つが故に、爪で少し傷つけてしまった・・・といったことも少なくないと思います。傷がつきやすいコードバンですが、長く付き合っていくには傷ついた場合の対処も覚えておきたいところ。まずは革面のクリーニングをしてください。傷のまわりが汚れていると直しても跡が残ってしまうかもしれないのできれいな布やブラッシングで付着物を取り除きましょう。次にレザースティックで傷のまわりからスティックを押しあてて、傷の方向へゆっくりと押し込むように傷をなじませていってください。革繊維の毛羽立ちが寝ていくまで根気強く繰り返しましょう。傷が目立たなくなったら最後はワックスがけするように保湿クリームを塗ってください。クリームの成分が傷の部分へ浸透し隙間を埋めてくれます。修理屋さんに持っていって直してもらうしかないかと思われがちですが、多少の傷であればご自身の手で修繕可能なのでぜひやってみてください。大きな傷がついてしまうと修理屋さんもお手上げになってしまうのでご注意ください。
ダヴィンチファーロのコードバン製品のラインナップ
FAQ
Q:メンテナンス用グッズはどう選べばよいですか？おすすめ品は？
A.その革に合ったメンテナンスグッズを揃えるのが一番でしょう。コードバンにも専用クリームやレザースティックといったものがありますので、そちらを使ってもらうのがおすすめです。とはいえ安価なものでも用途に合わせて使えるものであれば、その効果はじゅうぶんに得られるかと思います。
Q:汚れてしまうとコードバンの光沢は落ちてしまいますか？どうすれば光沢を保っていられますか？
A.汚れが革面の上に付いてしまうとやはり光沢は落ちてしまいますが、ちゃんとクリーニングをして汚れを取り除いてクリームを塗って栄養を与えてあげれば元の光沢が復活すると思います。
Q:クリームは持っているけどどう使えばいいですか？効果的な塗り方は？
A.クリームを直接革へ付けずにやわらかい布などに少量を取り、革面全体に薄くなじませていくように塗ってください。塗ったあとはしっかり乾かすということでより効果を得られると思います。